-a boy meets a boy- (30)★

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    -a boy meets a boy- (30)★R描写あり

     

    増やされた指が雫のいいところを探るように内襞を擦り上げる。

    すると時折全身を官能的な感覚が貫き、ほんの一瞬だがゾクリと総毛立つものが走り抜ける雫だった。

     

    だがそれは以前朦朧とした意識の中で味わったものとは明らかに違っていた。

    二本の指が直腸の中で蠢く感覚は、不思議な感覚だった。

    無理やり吐精させられる恐怖しかなかったはずの雫の深層心理に働きかける何かがあった。

    それを頭で理解しようとしても難しいが、悠の言ったように『気持ちが良いと思う楽な方にだけ感覚を任せて』というやり方に切り替えてみると、暗示にかかったように悪感だと思うものさえも次第に快感だと思えるものに変わっていく、そんな気持ちにもさせていた。

     

    悠もそんな雫の変化を感じ取り、幾分リラックスして快感を得られているような雫に更なる悪戯を仕掛けてくる。

    中に含ませていた人差し指と中指を僅かに開き、そこを角度を変えてスーッと引き下ろしたのだった。

     

    もちろん意識のある中で直腸内部を内側からなぞられた事などない雫は、その感覚が快感だと理解する間もなく、仰け反って声をあげていた。

     

    「ひぃあぁぁ――っ!」

    という、つい間抜けな声が出てしまう雫。

    それを見下ろす悠の目はどことなく嬉しさに光り輝いていた。

     

    悠はさっきから、しがみ付いたり、仰け反ったり、自分がしていることによって快感の波にのた打ち回る雫が可笑しくて堪らなかった。

    こうまで自分の愛撫に素直に反応されてしまうとそれが楽しくてならない。

     

    純真無垢な身体にありとあらゆる刺激を与えてみたい、そんな衝動が湧き上がってくる。

    それにどう応えてくれるのか?

    欲望は次々と湧いて来て、今はそれを一つ試すごとに確かな手応えを感じて、悠はその嬉しさでいっぱいになっていく。

     

    だがそんな自分のその感情は以前とは根本的に違う事を悠はまだ気付いてはいなかった。

     

    確かに昔は他人の気持ちに揺さぶりを掛け、その相手が驚愕に戦慄く顔を見るのが面白く、可笑しかった。

     

    だがそれと今の雫に感じている感情は全く別のものなのだ。

    本当は『可笑しい』ではなく、世間一般的な人としての感情で言ったら『可愛い』に分類される感情なのである。

     

    だが、そんな自分の感情の変化すら冷静に分析している暇もないほど、今一番興味を満たしてくれる人を目の前にして、悠も舞い上がっているのだった。そんな浮かれた自分の感情を客観的に解析する事はいくらハイスペックな解析能力をもった佐藤悠でも不可能な事だった。

     

    とにかく雫は次から次へと悠が考え付かないような面白い反応を示してくれる。

    どんなハイスペックな頭脳を持ち合わせた人間だって、自分の心までは百パーセント解析する事は出来ない。

    ましてや自分自身が熱に浮かされていては、その感情が『可笑しい』と『可愛い』とを取り違えていても分るはずもなかった。

     

    そんな心の変化を意識することもなく、悠は目の前にいる雫に湧き上がってくる感情を押し留める事は出来なくなっていた。

     

    ただ雫に刻み込まれたその忌まわしいものの影を消し去る事を思うと、残酷な感情も湧き上がってくる。

    黒い感情を露わにしては雫を壊しかねない。だがいつかはそれをおかさなければならなかった。

     

    雫の中の禁を打ち破らなければ、本当の意味でこの愛しい存在を手に入れる事は出来ないのである。

     

    悠の愛撫の成果か、雫の後孔はだいぶ異物の侵入にも慣れて来たようで、時おりその襞の動きは悠の指を中へと誘おうとさえしていた。

    その動きに更なる笑いが込み上げてくる。

    それに対して思わず口の端を持ち上げながら雫に仄めかしていた。

     

    「雫、すごいな…雫のここ…俺の指を飲みこみながら中へ連れ込もうとしているよ」

    「ふぇ…?」

     

    雫は悠によってそこへの愛撫を執拗に繰り返され、どうにか意識を飛ばさずにいられるギリギリのところを彷徨っていた。

    次から次へとやって来る刺激を必死に脳内で『気持ちが良い方』に変換しながら付いて行くのがやっとで、そう言われても答えを返すのはこれが精一杯だった。

     

    快感しか与えてこない悠の愛撫は、雫の下半身をドロドロに溶かしていくようで、もう腰から下は自分のものではないようなそんな感覚がしていた。

     

    目元は潤み、朱が灯った雫の目元は妙に色っぽかった。

    本人は自分の容姿には無頓着で、どういう表情が相手を欲情させるなんて全く考えてもいない。

    身体は火照り頬や日焼けしていない肌は薄桃色に染まっていた。

    艶やかな膨らみのある紅い唇が悠の欲望を更に煽っていく。

    悠は雫のその唇が一番好きだった…。

     

    甘い砂糖菓子のようなソコと、両胸に小さく実っている紅く色付いた果実も、股間に揺れている可愛らしい蜜を滴らせた花のような茎も、雫の突起はみな悠の欲望を駆り立てるものばかりだった。

     

    それの一つ一つに自分の所有の証を付けたいくらいだった。

     

    以前、ボディピアスの画像をネットで調べた事があった。

    ピアスと言っても様々で、耳に付けるものが総てではなかった。

     

    舌やヘソなどは結構やっている人も多い。

    しかし一番目を引いたのは、男のシンボルともいえる局部に取り付けられたボディピアスだった。

    付け方も様々でそれこそ先端にちょこんと取り付けられたリング状の物からどう見ても肉を貫きしっかりと両側に貫通しているものもあった。そしてこんなところによく幾つもそんな重そうなものを着けられるものだと感心するような大きなものまで…

     

    それを思えば雫の可愛らしいこの花芯だろうと着けられない事はない。

    付けようと思えばそんな可愛らしい雫の局部にだって着けられそうなものは幾つもありそうだった。

     

    この可愛らしい花芯の先に自分だけの印を付けたらどんな気持ちになるのだろうか?

     

    人知れず自分の証を着けて生活する雫を想像するとそれだけで全身に震えが走るようだった。

     

    ただ、今はまだそんな事はしない…。

     

    もしもこのまま雫と付き合う事になって、真に自分のパートナーだと思ったその時には『愛のしるし』として、ボディピアスの一個くらいは着けてもらいたいという願望がない訳じゃない。

     

    だがそれは、十分に無垢な身体を味わったその後でもいい。

    目の前に晒されている雫のすべらかな白い肌を見ていると、今はまだこの何物にもその所有の証を着けられていないそれをじっくり楽しみたいと、そう思えて来るから不思議だった。

     

    悠はそんな理想の身体を持った雫の媚態をゆったりと見下ろしていた。

     

    いつか本当にそんな時が来るのだろうか…?

     

    雫が自分に愛想をつかさず、自分の所有物としての証を付ける事を認めてくれ時が来るのだろうか?

     

    果たしてそんな先までこの人は自分を飽きさせずに付いて来てくれるのだろうか…?

     

    そんな疑問も湧いてはいたが、とりあえずこの目の前にある雫の身体は、今の自分の欲望を満たす要素は十分に兼ね備えていた。

    その反応の良さも、容姿も全てひっくるめて自分の理想に近いものだった。

     

    その理想の身体に残っている黒い影をこれから自分の色に染め変えてやる。

    悠はそう思うと、心の中から湧き立つ熱いものを雫の中に挿し入れた二本の指に無意識に込めてしまうのだった。

     

    (つづく)

     

     

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    -a boy meets a boy- (29)★

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      -a boy meets a boy- (29)★R描写あり

       

      悠は強引に雫の腰に手をかけると、その身体を持ち上げクルリと自分の方に向き合うように回転させてしまった。

      太腿に跨がらせ、面と向かうと恥じらう雫の身体を固く抱き締めた。

      この体勢は密着度も高く互いの腹に相手の起立が当たる。

       

      雫は逝ったばかりでまだその昂りは力なく項垂れていたが、悠の起立は固く立ち上がり雫の腹に着かんばかりだった。

      その昂りを悠はわざと雫のものに当たるようにして切り出すのだった。

       

      「雫、いいか?

      逃げんなよ」

      「う…何を?」

       

      逃げんなと言われても悠の腿に跨がらせられていては逃げようがない。それに逃げなきゃならないような何かなど雫にはまったく予想もつかなかった。

      悠はそれに優しく微笑むと残酷な事を告げるのだった。

       

      「雫の後ろを柔らかく解すんだよ…」

       

      そう言われて見せる雫の顔が更に悠の心を震わせた。

      雫は何を言っているのというように一瞬顔を蒼ざめさせ悲痛な面持ちをした。

      そんな顔が一番グッとくる。

       

      「今から雫は生まれ変わるんだよ。

      今までの記憶に蓋をしなくてもいいように、そんな記憶なんてなかったくらい、俺が全部雫の記憶を塗りかえてやる。

      俺を信じろ!

      だから、逃げるな…」

       

      そう言うと悠はまだ解れていない雫の後孔に指をクイッと押し込んだ。

      バスジェルの滑りを借りてその指は第一関節までズブリと埋め込まれてしまった。

      まだ中指が一本が入って来ただけに過ぎない。

      それなのに雫の括約筋はその異物を排除しようと躍起になって締め付けてくる。

       

      悠は嬉しかった。

       

      雫が自分で言っていたように、あれは悪夢だったと思うくらいそこから得た感覚は、雫には何もいい思いを残せなかったらしい。

       

      だからこそ嬉しかった。

       

      初めから指を入れた途端に婬売のように急によがり始めたら返って興醒めだ。

      だが雫の反応は演技ではなく正真正銘初心なものだった。

       

      そこに押し入られた痛みに身体を固く閉ざしているのも初々しく、悠の欲望を更に掻き立てていく。

       

      「いいか雫…はっきり言って初めては痛いことの方が多いかもしれない。

      だけど、この痛みを乗り越えないと雫は一生このまま辛い過去を引きずって生きていかなきゃならないんだよ。

      痛い過去を引きずって生きていくのと、ここで少しだけ痛いのを乗り越えて快感を知るのとだったら、雫はどっちを取る?」

       

      強引な悠の強い瞳に見据えられると身体が動かなくなる。

      だが理解しようにも今受け入れている悠の指は気持ちよさなんて微塵も感じられなかった。

      今この状況でここから先に痛み以外の何が待ち受けているのかなんて、まったく想像がつかないのだった。

       

      確かに昔、指でここを刺激された時はほとんどが無意識の中での事で、夢の中で無理矢理何かに煽られ、自分の意志とは関係なくただ吐き出したい衝動にかられて吐精したが、あの時の感触を思い出しただけで、今でも身体に悪寒が走る。

       

      雫が知っているのは、気付いた時には大きな男が自分の剥き出しの下半身の後ろの孔に指を入れているその感覚だけだった。

      だからそう言われたって、これからそこに何かをされて快感を得られるなどとは到底思えなかった。

       

      しかし、悠の力強い視線に晒されるとそれが怖くとも、たとえ痛みを伴おうとも、雫は観念して受け入れるしかないと開き直るしかなかった。

       

      「そんな事言われても…全然わかんないよ…。

      でも、悠がちゃんと教えてくれるなら、頑張ってみる…

      ちゃんと教えてくれるんでしょ?」

       

      悠は笑い出しそうになるのを必死に堪えていた。

       

      こんなに素直に応えてくれるとは正直思いもしなかった。

       

      泣きながら嫌だと言われても、強引に組み伏してでも記憶を塗り替えてやろうとそう思っていた。

      それなのに雫は自分を疑いもせず心底信じきっているのが堪らなかった。

       

      雫の感じやすい身体は、今までの感覚から言ってほぼ間違いなく男を受け入れても、快感を引き出せる身体だという事を悠は確信していた。

      だからここは多少強引なやり方だろうと雫に受け入れさせるつもりでいたのだった。

      それなのにこのベビーフェイスの王子さまはこの期に及んで、それでも無条件に自分を受け入れようと言うのだった。

       

      バスジェルのたっぷりと入ったお湯のおかげでローションは必要ないくらい、いい具合に指を滑らせる事が出来た。

      悠は健気に痛くても教えてくれるなら頑張ると自分にしっかりとしがみ付く、そんな雫の後ろに忍ばせた第一関節まで埋まった中指をゆっくりと動かしはじめた。

       

      クチュクチュッと淫靡な水音がするはずのそこは、風呂の湯とジェットバスの水流音に掻き消されて聞こえるて来ることは無かった。

      それが残念で悠はジェットバスのスイッチを切ってしまう。

       

      「ひっ!やだ止めないで!」

      「なんで?雫の音が聞きたい」

      「だから恥ずかしいって」

      「今さらだって言ってんだろ」

       

      今度はさすがに強引な口付けではなかった。

      軽くその不服を呟く煩い唇にそっと蓋をするようにした口付けだった。

       

      それなのに雫は唇を開き悠のその舌を受け入れようとしていた。

       

      もう笑いが堪えられない。

       

      悠はそんな甘く差し出されるような雫の舌を軽く吸い上げる。

      それだけでじゃやはり歯止めは聞かずに優しくそこを絡め合わせた。

      キスに気を取られている雫の身体から余計な力が抜けていくのを感じた。

      キュッと締め付けられていた後孔も同じだった。

      一瞬そこが開いたのを見逃さず、悠はその指をより深く挿し入れていった。

       

      熱い雫のその中は確かな圧迫感をもって悠の指を締め付けてくる。

      だがもうそれはすっぽり根元まで雫の中に埋まっていた。

       

      「あっ!なんかっ変…悠何これ?!」

       

      必死に悠の胸に縋り、その異物の感触に不安を訴える雫に、悠は優しく語り掛ける。

       

      「大丈夫だから、息吐いて…、力入れすぎ…」

       

      スルッと入ってしまったようでも、雫の中では大変な衝撃だった。

      そこは本来ものを出すところであって、何かが入ってくるべきところではなく、普通の身体の反応として入って来た異物を排出したいと思うのが当然の事だった。

      雫のそこは悠の指をギュッと締め付けてそれを排除しようと固く締まっていく。

       

      「すごい締め付けだよ、雫。

      俺のが入ったら、ここどうなっちゃうのかな?」

      「はぁはぁはぁ…無理…」

       

      悠のペニスは立派だった。

      雫はまだ体毛も薄いしペニスというよりは花の芯というのがピッタリな可愛らしいものに対して、悠のものははっきりとした括れがあり太さも長さも雫と比べたらまるで大人と子供のような違いがあった。

      雫は悠の言葉で煽られただけでまた勃ち上がりかけていた。

      自分の厭らしさに顔が赤くなる。

      後ろは拒否していながらも前が反応しているなんて考えたくもなかった。

       

      「いいか、ちょっと動かすよ、動きの波に体の感覚をあわせて…

      痛いと思わない事、気持ちがいいと思う楽な方にだけ感覚を任せて…」

      「言ってることが…わかんなっ!うっ!…」

       

      悠の指が雫の内壁をなぞると、雫は身体をブルブルと震わせた。

      悠の首に腕を回し、必死に悠の肩に額を預けグッと堪ええる。

      悠は雫のそこが指の感触に馴染むまでゆっくりと快感を得られるように抽挿を繰り返していた。

       

      やがてその甲斐あって、そこが徐々に緩んでいくのを感じていた。弾力をもちつつも、次第に柔らかく悠の指にしなやかに纏わりついてくる。その感じを頼りに、悠はそこに指を増やしていった。

       

      雫は訳も分かってはいなかったが、『俺を信じろ』と言う悠の言葉に従い、怖いと思う気持ちを振り払おうと必死だった。

      『気持ちがいい』と思う感覚だけに任せてと言われた事を思い出し、『気持ちがいい方…気持ちがいい方…』と心の中で何度も呟いてもいた。

      そんな雫に、後ろの孔で何が起こっているかをわかろうと言うのが無理な話だった。

       

      雫は意識を良い方に持っていく事だけに夢中で、いつの間にかそこに指が増やされている事にも気付かない程に必死だった、しかし裏を返せばそれくらい悠は上手く雫のそこを解していたのだった。

       

      酷い目に会わすことは誰でもできる、だが酷い記憶に更に酷い記憶を擦りこませては元も子もない。

      だからその言葉通り、悠は今回は雫に快感だけを覚えさせるつもりでいたのだった。

       

      (つづく)

       

       

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      -a boy meets a boy- (28)★

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        -a boy meets a boy- (28)★R描写あり

         

         

        雫のまだ慎ましいそのフォルムをなぞるようにゆっくりと動かす。

         

        「ああ…うっ…」

        「ほら、だんだん硬くなってきただろ?

        でも、まだまだこんなもんじゃない…」

        「そんな…あぁっ!」

         

        ちょっと焦らすように擦り上げただけでも、雫の花芯はビンと硬くなった。

        自分の手ではない、他人に前を弄られているという羞恥心が余計に雫の身体を敏感にさせていた。

        あっという間に雫の大人になりたてのような陰茎は完全に勃ち上がり、そのピンク色した尖頭を淡く晒していた。

        そんな剥き出しの粘膜に悠は指を絡めて今度は容赦なくしっかりとそこを包み込むと、その反り返った若い花芯を強弱をつけて上下に扱き始める。

         

        「ぅ…ああっ…」

         

        前かがみになろうとする雫の身体は力強い悠の腕に抱き取られ、その印の付いたうなじを震わせながら快感のうねりに身悶える。

        悠はそんな雫の初々しい反応を楽しみながら、上下に扱く指の動きに執着していった。

        必死に声を噛み殺してその快感を逃そうと足掻く雫を、どうしても鳴かせてみたい悠はその愛撫の手を休める事はしなかった。

        ただひたすらに与えられる身体に響き渡るこの感覚をどう解放したらいいのかもわからずに、雫は必死に縋るようにその手を悠の腕に食い込ませた。

        悠の腕には幾筋もの雫が付けた紅い爪痕がくっきりと跡を残して行く。

        しかし悠もそんな事にも気付かずに、雫の身体に起こる変化を楽しみ、互いにその行為に溺れていた。

         

        「あっ!ひぁっ…」

         

        悠はいつまでも強情に耐える雫に根負けして言った。

        やはり素直にその声が聴きたかった。

         

        「雫、感じてるなら素直に声出してもいいんだよ…

        ここは踏みこんで来るお前の姉さんもいないし、俺の親父も今日は戻らない。

        夜が明けたってここに居るのはお前と俺だけなんだから…」

         

        すると雫はチラッと顔を上げたが、まだ恥じらうように言い返した。

         

        「泊まらないよ、明日も学校あるし、ちゃんと帰るから…

        でも…風呂は音が響くからさ、恥ずかしい…」

         

        案に泊まればと言った事は簡単にスルーされたが、可愛い事も言うもんだと思わず顔が緩みそうになる。

        ベッドに連れてけと雫なりのおねだりなんだと思うと、また少し意地悪をしてそこを苛めてみたくなる悠だった。

         

        「何を今さら、素直になりなよ…、ほら」

         

        そう言うと雫の陰茎を包んでいた薄い皮ごとそこをグルリと回転させるのだった。

        そのあまりの衝撃に雫の唇からは悲痛な声があがる。

         

        「いやあっ!痛っ…」

         

        そのまま上下に扱かれると息があがった。

         

        「あっあっ…いやっ」

        「嫌じゃない、気持ちいいでしょ」

        「うっ…もう」

        「良いって言ってよ。ここで逝ってもいいから…

        そうだ、ここで一回出しちゃいなよ雫…」

        「なっ!何言って…ああああ!」

         

        我儘な悠の指は雫の花芯を更にしっかりと握り込むと性急にそこを擦り上げて行った。

         

        さすがにもう雫も限界だった。

         

        自分の陰茎なのに性的欲求を満たす為には弄る事はほとんどない雫だった。

        溜まりに溜まってどうしょうもなく処理をするなんて事もほぼ無縁だった。

        それが昨日今日で仲良くなった同級生に股間を弄られて逝きそうになっているのである。

        他人にそこを握り込まれて刺激を受けること自体が初めてだった雫にとって、悠の仕掛けてくる事すべてがとてつもない衝撃だった。

         

        だがそれが自分でも不思議だった。

        こんなにも意地悪く、雫の痴態ばかりを求められているのに、それが嫌ではなかったからだ。

         

        口では嫌だといいながらも、身体はもっと刺激を求めていた。

        ただその感情が自分でも何であるのかが分からず、それだけが恥ずかしくて、必死にそうじゃないと足掻いている雫だった。

         

        悠にそこばかりを執拗に扱かれ強引に絶頂へと導かれると、雫はとうとうその昂りが突き上げてくるのを堪えきれずに、悠の手の中で勢いよく爆ぜたのだった。

         

        悠は掌の中で雫の可愛い陰茎がビュルっと熱い液体を放つのを感じていた。

        自分のものではなく人の吐き出した熱が掌に広がっていく感触は今まで自分のものでは味わえなかった快感があった。

         

        快感と言っても勿論それは自分の熱を放出する快感とは違う。

        だが自分の手で人を逝かせられたという達成感が、自分が逝く事以上に悠を満足な気持ちにさせていた。

         

        そんな絶頂を迎えたばかりの息も整わず肩をせわしなく上下させている雫の身体を抱き締める。

         

        「はぁはぁはぁ…」

         

        悠はそんな雫に容赦なく次なる試練を突き付けようとしていた。

         

        まだ荒く息を吐き続ける雫の顎を捕らえると、こちらに振り向かせ無理な体勢のまま強引に口付け吸い上げたのだった。

        息も絶え絶えの雫は苦し紛れに悠の胸を付き放そうとしたのだが、その腕もがっしりと握り取られてしまった。

        息ができず頭で理解できなくなりパニック寸前の雫であったが、途中から抗う事を辞めた。

         

        逆らってもきっと悠には勝てないと、雫の本能が自然とそう判断したようだった。

        そうだとしたら、されるがままに応えればいいと、躊躇いながらも雫はその強引な舌の動きに流された。

         

        唇を割り開いて侵入してきた熱い悠の舌は、酸素を求めて彷徨う雫の舌に有無を言わせず絡みついて来る。

        その動きはそんな雫の全てを覆い尽くしてしまいたいと言っているように必死でもあった。

        舌の感触は指や腕とはまた違った熱い柔らかな質感を持っていた。

        雫にはそれが意思を持った別の生き物のようにも感じられた。

         

        どこまでいけばその終わりに辿りつけるのかもわからず、ただただ無心に口腔を深く貪り合っていた。

        それはまるでより深く貪り尽くしたらそれが自分のものにでもなるのではないかと、互いにそんな錯覚を覚えてしまったかのように…

        競い合い、互いの喉奥深くまで刺し入れを繰り返していた。

         

        だが体力的にも雫は限界を迎えていた。

        健気に悠の口付けに応え、自らもその行為に没頭すればするほど、酸欠には勝てなかった。

        頭の芯がぼうっとしてきて目の前がクラクラしてくる。

         

        ようやくそんな悠に開放されて唇が離れると、雫の身体はズルズルと湯の中に崩れ落ちて行った。

        だがそんな身体は当然後ろにいる悠にしっかりと受け止められていた。

        その腕にはこれくらいでまだ終わった訳じゃないと言う強い意思が込められていたが、その力の意味が分からず雫は不安げに悠を見詰め返していた。

         

        「悠…?」

         

        悠は健気な雫を見ていると、何だか凄く残酷な気持ちが沸き起こってくる。

         

        今の口付けもそうだった。

        自分で煽り逝かせておいて、その息も整わない間に深く強引な口付けを交わしていた。

         

        それでもこんな初心なはずの雫は必死に悠の後をついてくるのである。

         

        それが愛しいと思う反面、そんな雫が他の男に先を越されていたのは許せないものがあった。

         

        雫に非がない事は重々頭ではわかってはいても、顔が見えない相手だけにその怒りをどこにぶつけていいのかもわからなかった。

        相澤省吾だったらその怒りも相手が分かるだけましだった。

         

        しかも相手が年上で医者だと言う。

         

        それが日本にいるならまだしも皮肉にも悠が今までいたアメリカにいるとは更に怒りが込み上げて来て、思わず目の前にいる想いの人に八つ当たりをしてしまいそうだった。

         

        そんな男の影は今すぐここで消し去ってしまいたい。

        そして自分だけの記憶と感覚のみを雫には持っていて欲しかった。

         

        例えそれが自分の我儘な独占欲だろうと、その欲望がどんどん大きくなってしまうのだった。

         

        (つづく)

         

         

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        悠くんひどい人ですよね(笑)私もそう思います…。


        -a boy meets a boy- (27)★

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          -a boy meets a boy- (27)★R描写あり

           

          佐藤悠の部屋はタワーマンションの最上階にある。

          俗に言うペントハウスとも呼ばれているものだった。

           

          間取りも一つ一つがゆったりとした余裕があり、内装も多分多少手を入れているらしかった。

          メゾネット式の造りは一階に広いリビングがあり二階に寝室と作業部屋があるらしかった。

          連れていかれたバスルームにも窓があり、そこからの眺めも最高だった。

          眼下には横浜の夜景と摩天楼が広がっていた。

          オプションでつけたらしいサウナとジェットバスもあった。

          既に湯は張られていて、その温度は熱すぎず、人肌より少し高めの温い温度に設定されていた。

           

          悠は雫をその広いバスタブに降ろすと、バスジェルを入れてジェットバスのスイッチを入れるとあっという間にそれは泡ブロへと変わっていった。

           

          雫は子供のようにはしゃぎ大喜びでその泡を掻き抱いていた。

          その泡が鼻にも頬にも唇にも飛んでいた。

           

          「いいな、悠の家。

          これじゃいつもホテルにいるみたいだね…」

           

          「雫の家の風呂は口からお湯を出すライオンでもいるんじゃないのか?」

           

          「そんなのいないよ!

          でも母屋の風呂は岩風呂みたいなやつはあるよ。

          おじいちゃんの趣味だったんだって!

          でもめったにそこは入らないな。

          部屋にシャワーがあるから、たいていそれで済ませちゃう。

          だから、こーゆう泡ブロとか憧れてたんだ〜」

           

          掌で泡をすくって上に投げては、くったくなく笑う雫を見ていると、悠の心は何かは分らないが熱い思いが込み上げてくる。

           

          「ねえ知ってる?

          プリティウーマンて映画?」

           

          雫は立ち上がると、悠の背後に回り込んだ。

           

          「俺がさ、悠の身体に足回すでしょ…

          ほら!なんかジュリア・ロバーツみたいじゃない?

          悠はリチャード・ギアになってよ」

           

          雫は程よく筋肉のついている長い手足を起用に悠の身体に絡ませる。

          一応、なりは細い方だがそれなりに中学高校とテニスを続けていただけの事はあって、意外と貧弱な体つきではない。

           

          「ずいぶん映画に詳しいみたいだな。

          かなり昔の作品だろ、まあ何度も放映してるから古い気はしないけど」

           

          「あーいうサクセスストーリーはいいよね。

          どん底から這い上がって冷徹な男の心も一介の恋をするバカな男にしちゃう話なんて…

          あんなハッピーエンドだったら、人生どれだけ幸せなんだろうね…」

           

          雫の何気ない言葉だったが、今の悠にはズキンと胸に刺さるものがあった。

           

          リチャードギア演じる男の職業は、解体屋と呼ばれる会社を乗っとり美味いところだけは自分のものにし、どうでもいいものは他人に売却する仕事だった。

          たとえそれが知人の会社だろうと親の残した会社だろうと容赦しない冷徹な男でもあった。

          だがその冷徹な男が気紛れに拾い上げた一人のコールガールの純真さに触れ、ふたたび人間らしさを取り戻していく話だった。

          最後はそんなコールガールと恋に堕ちてハッピーエンドを迎える。

          どんなに心が冷え切った人間でも自分に真摯に向き合ってくれる人間がいればきちんと温かい人間に戻れる、悠にはそんな風にも受け止められた映画だった。

          雫が今こんな事を言い出したのは、何の脈略もなくこの泡風呂を見て思い出しただけの事だとは分かってはいても、なんとなく自分を戒めるように言っているようにも聞こえて来て、少しだけ耳が痛かった。

          もちろん雫に他意がないことはわかってはいた。

          だがそれが雫の直感がそう言い当てているなら、意外とこいつは他人の心を読むのが上手い奴なのかもしれないとも思っていた。

           

          しかし悠には例え雫にだってそんな簡単に自分の本性を見抜かれる訳にはいかないというプライドがあった。

          だから今はそんな雫の天然さに先手を取られるのは癪であった。

           

          雫が悠の腕に腕を絡ませて、雫の方から悠に悪戯をしかけてきた。

          微妙に悠が雫によって四肢の自由を奪われているのをいいことに、悠のうなじに雫はキスをする。

          ついばむように下から上へと唇を淡く這わせると、悠が何となく身体を震わせたのが雫は嬉しかった。

          悠の身体も自分と同じように反応するのがわかって楽しったのだった。

          しかしやはり悠にはそれがお気に召さなかったようであった。

           

          「雫、やっぱり前になって」

           

          「くすっ、悠は後ろから襲われるのは嫌みたいだね」

           

          「俺が雫としたいの…」

           

          いとも簡単に雫の腰をひょいと持ち上げると、自分の前に抱き込む。

          その身体は悠の想像以上にしっくりと自分の肌に馴染み、ついその腕に力が籠っていった。

          やはり、手放したくない…そんな思いが強くなっていく。

          そう思うと雫のうなじに唇を押し当てていた。

           

          そしてさっきまで雫がしてきた悪戯を反芻するように悠もそこにチュッとキスを繰り返す、だがそれで済ませるつもりも無く、そこをやんわりと吸い上げた。

          雫はそこに紅い印がつけられていくのに気付いてはいなかった。

           

          雫の後ろ髪で隠れるところに紅い花が咲いていた。

           

          見るものが見ればそれとわかるように悠は自分の刻印をそっと雫に刻み込んだのだった。

           

          誰にも渡したくないと初めて思った存在の雫だった。

           

          本当を言うならもっともっと自分のものだという刻印を刻みつけてやりたかったが、今はこれだけでまだ我慢していた悠だった。

           

          「悠の…背中に当たってる…」

           

          雫はそんな悠の昂りが身体にも変化を起こしていることにようやく気付いたようだった。

           

          「雫のもすぐに育ちそうだけど…」

           

          そう言いながら悠は雫の股間にスルリと掌を忍ばせて雫の可愛い花芯に指を這わせた。

           

          (つづく)

           

           

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          プリティウーマンもかれこれ30年近くたつんですよね。

          雫や悠にとっては『ローマの休日』くらいのイメージになるんだろうな…

           

           

           


          -a boy meets a boy- (26)★

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            -a boy meets a boy- (26)★R描写あり

             

            もともと相澤とはやっているものと思っていたのだから、それが別の男にすり替わっただけの事。

            それも雫が自ら望んだわけでもなければ、寝ている間に無理やり悪戯されていただけの事だ。

            不可抗力とでも言おうか、そこに合意があった訳では決してない、そんな事は事故みたいなものだと思う。

             

            だからそれによって雫を心底嫌うような要因はまったく見当たら無かった。

             

            今、雫の中では後ろの孔を使う事は恐怖でしかない訳で、今からそれを取り払うには多少のリスクを伴う事は悠も十分承知していた。

            普通の生活の中ではそこはモノを出すことはあっても逆に入れる事はまず無い。

            もしそこにモノを入れる事があったとしても成人病検診で大腸に内視鏡を入れる時か前立腺異常で引っかからない限り人為的に物を入れる事は無いはずだった。

            だがそれもまだ十代の自分たちにはほとんど無縁の医療行為だった。

            いくら医者の卵だとしても十代の少年の寝込みを襲ってまで前立腺マッサージの練習をする医大生なんて誰がどう言おうと許す訳にはいかなかった。

             

            だからその忌まわしい記憶は塗り替えなくてはならないと、それだけは肝に命じていた。

             

            ただそこは異物が入って来ても押し出すような仕組みに出来ている。

            無理に何かを入れても苦痛の上塗りになり、更なる恐怖を雫に植え付けるだけだった。

             

            だが、ここまで来てそれを我慢する訳にもいかない衝動にかられる。

            それくらいに今すぐ雫を抱きたいと思う悠だった。

             

            今日を逃したらまたいつ雫が自分に抱き付いて来てくれるかも分からない。

            だったら、心を開いてくれている今、それをするべきだと思う。

             

            それに…ただ我慢を重ねていたら、自分も相澤省吾と同じだと思った。

             

             

            一方、雫は長い間心の奥底に隠し持っていた秘密が一つなくなって、正直少し気が楽になっていた。

            それは今まで省吾たちにも言えずに、ずっと隠し通して来た秘め事だった。

             

            実際こんな事にならなければ暴露するつもりもなく、一生自分の中で無かった事にして墓場まで隠し持っていくはずの負の記憶だった。

             

            そんな自分の負の部分を省吾たちには知られたくなくて、彼らの前では必要以上に明るく装っていたところもあった。

            天然だなんだと言われても、それでちやほやしてくれる友達がいるのはありがたかったし、家族の前では明るく笑うことも許されない環境にあって、泣き言一つ零す事も出来なかった。

             

            そんな雫なりの虚勢をもう悠の前では張らなくていいのかと思うと、今まで張り詰めていた肩の力がどっと抜けてしまった。

             

            あっちの方はすっかり萎えてしまっていたけれど、悠に抱き締められたまま、安心して身を委ねていられた。

            雫が『抱き着き症候群』になったのは、自分でも無意識にあの時の記憶を消したいと思っていたからかもしれない。

            精神のバランスを保つ為に勝手に身体が誰かの温もりを求めた。

            『誰か助けて僕はここに居るよ』とずっとその暗い檻の中で叫んで、誰かが強引にでもその扉をこじ開けて中に飛び込んで来てくれるのを待っていた。より強い記憶で塗りかえられれば、あの時の嫌な記憶とその身体に残ったあの感覚を変られるかもしれないと本能がそうさせていたのかもしれない。

             

            何の気持ちも持たない人によって刷り込まれた負の記憶なら、少しでも気持ちがある人との記憶にすり替えたいと自分を守るためにそうしていたような気がしていた雫だった。

             

            「悠…」

             

            雫が悠の名前を呼んだ

             

            「何?」

             

            「悠と、したい…」

             

            「雫が言わないなら、俺から言おうと思ってた。

            そんな奴の記憶なんか全部消せ。俺が消してやる」

             

            「うん…消して欲しい…」

             

            なんでも力強く言ってくれる悠が好きだと思った。

            悠の腕がより強さを増して雫を抱き締めてくれた。

             

            雫の瞳にはまた少し光るものが滲んでいたが、それを悠はまるで動物のように顔を近づけて来るとペロっと舐めるのだった。

            雫は、悠は野生の動物に似ているとちょっと思っていた。

            群れずに孤高な存在で、ただ一度愛した相手なら決してその相手を放さず大切にする…そんな野生動物がいたような、そんな記憶が脳裏の片隅にくすぶっていた。

             

            「冷房効き過ぎたな、身体冷たくなってる…」

             

            悠は雫の太ももあたりをスルリと撫で上げると雫は少しだけビクンと反応を示す。

            まだ少し恐怖に身体がビビっているのはわかったが気にせず続ける悠だった。

             

            その手を雫の萎えた股間に忍ばせてその茎を軽く握ってやる。

            すると雫は恥ずかしげに顔を伏せるとその身体を逃れようとはせずに、悠の胸に頭を必死に擦りつけてきた。

             

            「うん、ちょっと…寒いね…」

             

            その声は震えながらも気丈に答えると、雫は悠をじっと見上げた。

             

            悠は雫の瞼の上に口付ける、それから自然と二人の唇は重なり合い、それは優しく二人の身体を溶かすような甘い甘い口付けに変わった。それだけでまた、身体の芯に熱がともった。

             

            「一緒に風呂入ろうか、雫?」

            「…うん」

             

            雫は行為そのものよりも、風呂に入って身体を暖めたかった。

            まだ行為の事は何も理解していなかった雫だが、やはり抱き合う前にはそうして風呂に入るのが普通なんだと思い、素直に悠の首に腕を回すと、悠はその雫の股間への愛撫の手を解き放した。

            雫は開放されれば、ちょっとだけ吐息が漏れてしまった。

             

            悠はそれを目の端に捉えながら、まだまだこれくらいで何も始まってはいない。

            この先雫がどう反応するかを思うと、ふっと笑いたい気持ちがこみ上げても来るのだったが、それをおくびにも出さず、雫のひざ裏に腕を差し入れた。

             

            「え?お姫様だっこしてくれんの?」

            「そうだよ。初めての時くらい甘えろよ。

            じゃないと一生の思い出にならないだろ?」

            「…一生の思い出なんて…なんか恥ずかしいよ…」

            「言った俺だって恥ずかしいよ…」

             

            そう言って二人とも何のてらいもなく笑い合った。

             

            でも結局そうやって雫は悠の言葉に甘えてその身を任せると、悠はその期待を裏切らず雫の身体を軽々と抱き上げた。

            そして唇を繋ぎ合わせながらその身体をバズルームへと誘うのだった。

             

            (つづく)

             

             

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            明日の更新は11/20の0:05の予定です(夜中に予約投稿しておきます!)

            今日これから幕張メッセでユーリonコンサートなのでそのまま泊まってきます(笑)

            なので予約投稿します。

            文字フォント16にしたんですが、大きいですか?

            今まで14だったのですが、14だと私には小さく思えたのですが、

            もしご意見ご感想があれば

            コメント欄よりお気軽にどうぞ。

            コメントは承認制ですので非公開でと言っていただけたら

            公開しませんのでご安心ください。



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