イベントお知らせ★J庭、氷奏8

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    JUGEMテーマ:JUNE/BL/ML

     

    2018年・春のイベント参加のお知らせです。

     

    2月25日(日)氷奏8

    東京ビッグサイト  

    東4ホール 「き61a」

    サークル名:Rink’s Cafe

    ヴィクトル×勇利のプチオンリーで

    『僕らのキス&クライ』というのに出ます!

    こちらはアニメの二次創作です。

     

     

    そしてもう1つは

    こちらはお馴染みの春のオリジナルJUNE/BLのイベントです!

     

    3月4日(日)J・GARDEN(J庭)

    池袋サンシャインシティホール 11:00〜15:00 

    Cホール 「て04a」

    サークル名:時の過ぎ行くまま

     

    この2つに出ます。

     

    おとなりは

    柚季杏さんのBL風味のさくらんぼ 

    ツイッター ←の方が頻繁に更新してます(笑)

     

    ただ今、薄い本の執筆中につき

    ブログ更新はお休みさせていただいておりますが

    とりあえず各イベントのスペースが出ましたので

    お知らせをあげさせていただきます。

     

     

    まだ全然原稿が進んでいなくて一日一日があっという間に終わってしまい

    現在ちょー焦ってます。

    最悪、『キスクラ』はグッズで一緒に出てくれるななちゃんが

    何かしら置いてくれればな〜なんて思ったりして

     

    まあ最近お絵かきだけはいっぱいしているので

    ちらっとここに置いておきます!

    しかし!イラストはあくまでも私のは落書き程度なので

    とてもマンガとか描けないし、やっぱり小説を書こうと思ってます!

    当日、何かしら机に上がっているといいな〜!頑張ります!

     

     

     

    そして、J庭です!

    3月4日(日)

    池袋サンシャインシティです。

    新刊登録もしてあります⇒  J・GARDEN44新刊情報

    もう前日のホテルも柚子季さんと取ったし、

    表紙は希咲さんにいただいているし

    絶対、新刊落とせません!!!

     

    表紙イラスト:希咲慧様

     

    先日ブログでもあげていた『雪が降り出しそうな空の下』

    こちらのスピンオフで

    『花もほころぶ空の下』こっちは雪也目線で書こうと思っております!

    まだページ数や価格は未定ですが最高に高くても千円以内で出したいと思っているので

    多少分厚いかもしれませんが(100ページは絶対に超えると思うので)

    お手に取っていただけると嬉しく思います!!!

    折角元気になった雪ちゃんに可愛い事いっぱいして欲しいな〜と

    私が純さんの気持ちになっております(笑)

    純さんがへたれてたら私のせいだわ(笑)

    一生懸命な受けの子が堪らなく好きで、

    書くものがついつい受け溺愛系になってしまうのですが

    それは私の性癖なんでしょうね(笑)

    だって可愛いのが好きなんだからしょうがないですわそりゃ!

     

    どっちも絶対に落としたくないので

    頑張って通勤電車の中でも書いてます、そこは小説の強みですよね!(笑)

    意外と電車の中とお風呂って

    お話がブワッとうかんでくるんですよね

    あと寝ようと横になった時とか

    なのでスマホですぐエディター立ち上げてメモしてます。

    これが案外いいんですよね。

    …という訳で、もう少し根性入れて書かねば!

     

    あと通販と取り置きについてです!

    新刊が欲しいと言うお優しい方が何人かいらっしゃり<(_ _)>

    ツイッターや拍手などでお問い合わせいただいております。

    当日イベントに来られる方は言ってくだされば当日お取り置きしておきますし、

    もし個人的に通販を希望されるのであれば対応できる範囲でやらせていただきます。

    もしご希望があればツイッターか拍手コメントでも

    ブログコメントからでも構いませんのでお問い合わせください。

    (その際、連絡がつくメアドかツイッターアカを一緒に入れてください!

    本日コメント入れて頂いたS様アドレス送ってくださいませ!

    連絡お取りしたいのでよろしくお願いします💦)

    その他の方はひっそりと、コミコミスタジオ様の通販をご利用いただければと思います。

     

    ※品切れになっていた『犬を飼いました』今なら在庫あります!

    ただし、お待ちいただければ、今度のJ庭で犬を飼いました+続編を合わせた再録出します!

    待てない方はこちらのコミコミ様の在庫を是非!!

     

    ではバタバタとしていて

    ブログはまたしばらく放置かもしれませんが

    この間、ブログTOPなんてものを作ったので

    よかったら僕カテともう一度雪が降り出しそうな空の下でも

    最初から読み返していただけますと嬉しく思います。

    僕の家庭教師さまのイラストはかつさんの許可をいただいたので載せさせていただきました!

    悠と雫もかつさんが描くとまたいちだんと生き生きしてきてほっこりしますよ〜!

     

    J・GARDENの告知はギリギリにもさせていただきます!(笑)

    それまでしばしお待ちくださいませ!!!

     

    Rink

     

     

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    後ほどこちらから連絡させていただきます)

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      ■はじめに■
      はじめましての方も、いつもご覧いただいている方もRinkと申します。
      よろしくお願いいたします!
      このブログは、著者である私Rinkがオリジナルの小説やイラストを公開しているブログです。
      主に男×男というBL/ML/JUNE的要素が多く含まれます。
      同じ趣味の方との交流を目的としたブログですので、BLが生理的に苦手な方の閲覧はお控えください。

      このTOPは、今このブログで読めるおすすめのものをここでご紹介させていただきます


      古い作品はカテゴリーの中に埋もれていますが整理がつかずここには載せてません!
      古いものはリンク切れしていたり、記事が飛んでたりします
      以前ご指摘いただいてはいたのですが直してる暇がなく…ずっと放置していました。
      もし記事のリンク切れ等を発見しましたら、こちらのページの拍手コメやブログコメントより
      お知らせください。出来る限り善処します!

       


      ■記事おすすめ■

      ■僕の家庭教師さま・シリーズ1
      ★boy meets a boy(出会い編) ⇒ 初めから読む 
      ●CP●佐藤悠(理系ハイスペック)×白鳥雫(天然受)

      イラスト:かつ様(同人誌発行済:まだ個人在庫多少あり)

      ★内容★

      大病院の御曹司「白鳥雫」と理系ハイスペック脳を持つ帰国子女「佐藤 悠」との出会いのお話。

      天真爛漫で部活(テニス部)大好きの雫は、もっか低迷する勉強の方の成績により、部活をやめるか成績を上げるかと親に突き詰められていた。

      そもそも高校二年生にもなって進学校の中でも優秀でないと入ることができない国立理系進学クラスに振り分けられたにもかかわらず、部活と勉強の両立をしようというのが雫には厳しい問題だった。

      そこでふと隣に目を向ければ学年でも全国模試でも成績トップを独走する佐藤悠が居ることに気付く。

      ここはダメ元で背に腹はかえられないと一念発起して佐藤悠に勉強方法を教えて欲しいと懇願する雫。

      すると悠はあっさりと個人授業を買って出てくれるのだが…その実は…

      ★タグ★

      同級生、受け溺愛攻め、微SM

       


      ■僕の家庭教師さま・シリーズ2
      ★軽井沢編 ⇒ 近日公開予定
      ●CP●佐藤悠(理系ハイスペック)×白鳥雫(天然受)

       
      イラスト:かつ様(同人誌発行済:個人在庫あります)

      ★内容★
      悠の家庭教師のお陰で成績がアップしてなんとか部活も続けられるようになった雫。
      二人の関係もそれなりに良好で相変わらずのバカップルだったが、
      天然な雫は悠に要求されるエロい事には抵抗しつつも結局何でも受け入れてしまい、
      最後は抗えず快感の波に呑まれてしまう。悠は悠でそんな雫の反応が楽しくてついついその度合いが増していた。
      そんな二人で迎える初めての夏がやって来る。
      夏と言えば高校生にはお待ちかねの長期休みである夏休みが控えていた。
      勉強はもちろんだが、遊びもエロい事もいっぱいするつもりの二人。
      しかしながら、そう簡単に楽しい夏休みはやって来ないのである!
      【※ご注意、悠×雫固定の方には厳しい内容です。最後はハピエンですが途中途中痛いです。ご了承下さい!】
      ★タグ★
      略奪愛、年の差、トラウマ、拉致監禁

       

       

       

      ■雪が降り出しそうな空の下 ⇒ 初めから読む

      ●CP●純(ごく普通のサラリーマン)×雪也(謎が多き病弱青年)

       

      イラスト:Rink

      ★内容★
      雪が降り出しそうなある晩の事、接待帰りの佐竹は取り壊し寸前の団地の公園で薄いパジャマ姿の少年雪也と出会う。
      病弱そうで訳ありそうな雪也を捨て置く事はできず家に無理やり連れて帰るところから二人の話ははじまっていく…が…
      ★タグ★
      切ない、ヘタレ攻め、病弱受け



      ■花もほころぶ空の下(ブログ公開は当分ありません)
      『雪が降り出しそうな空の下』の続編!
      ●CP●純(ごく普通のサラリーマン)×雪也(生きる事に一生懸命な青年)

      イラスト:希咲慧 様

      ★内容★
      『雪が降りそうな空の下』は純の目を通したお話だったのに対し、こちらは受けの雪也の目線で描かれる二人の生活のお話です。
      2018年春のJ・GARDEN(2018/03/04開催、池袋サンシャインシティホール)の新刊になります。
      スペースは『て04a』です。よろしくお願いいたします。

       


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      ■おことわり■
      ブログで公開している作品は勿論無料で読めます!
      紙の本にしたりして コミコミスタジオさまに委託している作品もあります。
      ブログ公開作品は時々変動します。
      紙の本にすると基本は記事を下げさせていただいているので、
      今日まで読めていたのに明日消えてるという事はたまにあります!
      なので気に入っていただけた作品は出来れば紙の本になった際にお手元に置いていただけると嬉しいです。
      基本はコミコミさまにあるのですが、私の手元にも多少はあったりしますので
      なにかご入り用の際はお気軽にコメント(すべて非公開です)にてお問い合わせください。

      ※著作権は放棄しておりませんので使用許可なく
      小説の一部やイラストの転載はお控えくださいますようお願いいたします。


      エピローグ・雪が解けそうな屋根の下(最終話)

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        ≪イラスト:希咲慧さま≫

         

        ■エピローグ・雪が解けそうな屋根の下(最終話)

         

        俺の家財で唯一といっていい金を掛けた天然一枚板の食卓テーブルの向かいに雪也が顎を手に乗せこちらを伺い見ている。

        この一時が疲れて帰って来た旦那の心を癒してくれる至福のひと時なんだなぁと、俺はしみじみと感じ入っていた。

         

        「美味しいですか?」

        「美味しいです…」

         

        俺はお世辞ではなく心からそう思って雪也に言ってやる。

        すると雪也も素直にそれを受け止めてくれてニッコリと笑う。

         

        そんな風に俺たちが仲良くしていると寄って来るのがガリレオ君だった。

        ガリも俺たちが何か食べているのが分るとくれくれとせがんで寄って来るが、猫には玉ねぎが入ったものはやれないから、今猫界隈では美味いと評判らしい、うちでは高級食材としてたまにしか出してやらないスティックに入った猫のおやつをくれてやる事にした。

        俺の手にそのスティックが握られているのが分るやいなや、ガリの目が輝きミャーミャー言って二本足で立ち上がった。

        その必死なポーズに雪の目も輝きを増して食いついてくるから、俺はそれを雪也に渡してやると今度は雪也に向かってガリが突進していった。

         

        「何、これ?どうしたらいいの?」

        「そのまま封を切ってガリに少しずつ押し出してあげてごらん。面白いから」

         

        面白いといっては失礼かもしれないが本当に面白いのである。

         

        「何それ?ガリまでこれに夢中なの?

        テレビの宣伝で見た事ある」

         

        ガリが夢中になってそれを食べる姿は二本足で立ち上がり両手でそのスティックを持ちながらペロペロと上手に舐めて吸い取っていく感じで、それはとても猫には見えなくて、その姿に雪也も大受けしていた。

        俺もそれを見たのはテレビのコマーシャルだった。

        『何これまじでこんなになるのか?』と半信半疑で一袋4本入りで二百円程度だし食べなかったらそれはそれでも諦められる値段だったので買って与えてみれば、マジにその広告の通り、ガリもすっかりそのおやつが気に入ってしまい、試しにわざと高いところにスティックを持っていくと二本足で立ち上がりいいかげんよこせよ!と手を添えて来たのだった。

        俺はその姿がおかしくて、初めはその姿を見たさに何本も試してしまう程だった。

        だがそれば所詮はおやつであって、これだけで腹が膨れる程になるには餌代が馬鹿にならない。

        だから今はカリカリの上に少しだけふりかけ程度にかけてやったり、一回で使い切らないように小出しにして与えたりしていた。

        こんなふうに一本丸ごと与えてやるのは何か特別な日だけにしていたのだった。

         

        まあ確かに、今日はガリにも褒美をやってもいいくらいだった。

        褒めてやらねばならないだろう。

         

        俺たちが致している間、あのガリが気を利かせてくれたように、トイレだ餌だと邪魔することなく、リビングの自分のベッドでおとなしく寝ていてくれたのである。

         

        この猫は本当に俺のいい相棒だと思う!

        この二年の間、ガリは寂しい俺の心の支えでもあった。

        ガリが居ないければ俺の心はもっと荒んでいたかもしれなかった…。

         

        そしてこれからしばらくの間は、雪也のいい話相手になってくれるはずだった。

         

        「雪、面白いからって何本もやるなよ。

        多くても一日一本!

        それしか食べなくなったらうちの家計がパンクするからな。

        それはあくまでも『おやつ』であって主食じゃないからな」

        「わかった、一日一本までね。

        でもガリ可愛いね、なんで立つのこの子!

        それに手を添えて食べてる可愛い!」

         

        本当に分かったかどうかはわからないが、雪也も一応納得してくれたようだった。

         

        「雪…ガリの事、俺がいない間たのんだぞ」

        「うん。任せて。

        せっかく会えたのにまた離れ離れか…

        でももう会えないって訳じゃないから心配はしないでね」

        「心配するよ。

        雪也が大学に行くなんていったら、毎日他の奴らに襲われやしないか心配で心配でしかたがないよ…」

        「襲われたりなんかしないよ」

         

        俺の泣き言に雪也がまた大受けして笑う。

         

        「いやわかんないぞ、コンパに誘われて、酔っぱらった雪也にトイレに連れ込んでキスして個室であんな事やこんな事やいっぱい仕掛けてくるかもしれない」

        「あはは何で男に襲われる事が前提なの?

        そんなのそうそうないって!」

        「男ばかりとは限らないぞ。

        女の子には必要以上に優しくするなよ。

        今時の肉食女子に目を着けられたらおまえなんかすぐ喰われちゃうだろうし。

        あと…もう恋人がいるって最初から周りに匂わせておくのもいいかもしれないな。

        雪…二人でお揃いの指環とかするっていうのはどう思う…?」

         

        そこは冗談めかしていても、声だけは本気でそう雪也に言ってみれば。

        雪也にも俺の声の変化は伝わったらしく、一瞬ガリから目を放した。

         

        俺の方を振り返ったその隙にガリがそのおやつの袋を奪い、それを抱えるようにしてペロペロと舐めているその滑稽な姿すら目には入らないようで俺を見据えて離さなかった。

         

        「純さん、急に気が早いよ」

        「急なんかじゃない。

        俺はずっとこの日を待ち望んでいた。

        そして雪也が俺の前に帰って来たらその日に贈ろうってずっと用意して待っていた」

         

        そう言うと俺は立ちあがり、クローゼットを開けると棚の上に大事にしまってあった可愛いリボンが付いた四角い箱を取り出した。そして雪也の目の前でそのリボンを解き、その白い紙箱を持ち上げると中から赤いベルベットの可愛い箱が現れる。

        雪也はその光景を固まったままただじっと見詰めていた。

        驚き過ぎて何もできず動けなくなっているようだった。

         

        中から何が出て来るかもう想像はつくだろうが、俺はその期待を裏切るつもりはなかった。

         

        「形は飽きが来ない物が一番だと思って別に凝った飾りはしていない。

        だけどそのリングの内側には二人の名前が掘ってある。

        他の誰にも渡すつもりはなかった。

        俺がこれを渡すのは雪也だって決めてたから。

        日付は後からでも入れてもらえるから、俺は今日のこの日を裏に刻みたいと思っているよ」

         

        そう言って赤い箱を開けると中からその白銀に輝く丸い物体を取り出し、雪の左手を取るとその薬指にその輪を嵌めてしまった。

        嫌だと拒否られる前に素早く嵌めてしまえと少し強引にだが、逃げようと思えば逃げられる隙が無かったわけじゃない。

         

        だが雪也はそれをただただ茫然と眺めていて、俺に手を取られても、指環を嵌められても嫌だとその手を振り払う事はしてこなかった。

         

        その事実に俺の胸はバクバクとまたけたたましい音を立てていた。

        一応これが俺の一世一代の賭けでもあった。

         

        雪也が戻って来ると信じて待とうと思ったあの日から、俺は馬鹿みたいにこれをいつか雪の指に嵌めてやろうと思って用意していた。

        もしかしたらもう冷たくなったその指に嵌められるかもしれない事も覚悟して、それでも生きて俺の元に帰って来てくれたらと願いを込め、それを用意していた二人の『promise rings』だった。

         

        それを雪の手に嵌めてやると、その手の温かさに嬉しくてつい涙が零れ落ちてしまった。

         

        その重なり合う二人の手甲にポトリとその粒が落ちてしまったかと思うと、また別な角度からもポツリと生温かい雫が降ってくる。

         

        見れば雪の顔はもう涙でぐちゃぐちゃになっていた。

         

        涙とは言わず、よだれや鼻水までも流れ落ちてくる勢いでそのチンクシャになった顔を俺は胸に抱き寄せてやり、思いきり泣いて良いよと言ってやれば、いつしか昔一度だけ声を上げて泣いてもいいかと言ってきたあの時のように、雪也は誰に遠慮することもなく声を上げて泣き崩れていた。

         

        あの時は我慢していた俺も今度ばかりは特別だと、その雪也を抱き締めながら二人して馬鹿みたいに声を上げてひとしきり泣き合った。

         

        これも…あの時と同じようにソファーに移動して、ただ抱き合い鼻水をすすり合うくらいに落ち着いてきた俺たちの間には、ガリがしっかりと割り込んで入って来ていた。

         

        ガリは声を上げて泣いた俺たちがその余韻に浸り、ソファーで抱き合い始めたそのタイミングを見計らうように、その僅かな隙間を狙って無理矢理入り込んでくると、その背を悠々と凭れさせ、またあの時と同じように自分は満足しきった顔をしてペロペロと毛繕いをはじめたのだった。

        そのふさふさとした毛が俺たちの腹の間にあっても、それはもう毛布か湯たんぽみたいなものだと思った。

         

        あの日ガリになりたいと思った俺たちだったが、今はもうそんな事思うはずもなかった。

         

        遠慮なんて要らない、あるのは後悔しないと思う気持ちだけだった。

         

        二人してその指に嵌った銀の輝きを天井に向かいかざし合うと自然とその手が重なり合う。

        そして躊躇う事無く互いの温かさを確認すべく唇も重なり合っていくのだった。

         

        《THE END》

         

        ≪お読みいただきありがとうございます!

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        雪の降り出しそうな空の下 ⇒ 最初から読む


        エピローグ・雪が解けそうな屋根の下(最終話1/2)★

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          ≪イラスト:希咲慧さま≫

           

          ■エピローグ・雪が解けそうな屋根の下(最終話1/2)★Rあり

           

          最初きつかったそこがローションの滑りを借りて段々と指通りが良くなっていくのが分る。

           

          きつく締め付けてくる雪也の肉襞が俺の指を迎え入れ、その抜き挿しに応えるように中の粘膜が吸い付いてきて、次第にそこが柔らかく俺の指を包み込むような感触になる頃には、その指も一本が二本になり、やがてヌチュヌチュと淫靡な水音を奏で始めた頃には雪也の後の孔には俺の指が三本に増やされていた。

           

          指を噛んでいても堪えきれなくなったのか…

          雪也は噛み痕が着いた指をいつしか唇に当て溢れ出て来る嬌声を必死に抑えつつ、それでも抑えきれなくなった快感の声が指の隙間から零れ出ていた。

           

          「はうっ…はぁっ…もうっ…だめ…

          じゅんさ…ん」

           

          雪の手が俺の方に向かって差し出される。

          言われなくてもその先は分っていた。

          もういいから早く入れてくれと言う事らしかった。

           

          「雪…だいぶ柔らかくはなって来たと思うけど。挿れてもいいか?」

          「うん…もう十分だから挿れて…」

           

          俺はそれを確かめるべく雪也の中に含ませた三本の指を今一度入るところまでグッと中に押し進めると、雪也の立たせた膝がガクガクと震え、シーツの上でじたばたとするように足の指が反り返った。

           

          「ひっ!」

           

          今ので声も出ない程じゃ、まだ無理なんじゃないかと思ってしまう。

          俺にはどれだけ解せば大丈夫かなんて全く分からない。

          ただ雪也がそれでもいいから受け入れると言うのならもう焦らすのも可哀想な気がしてきた。

           

          「指と俺のとじゃまた違うと思うけど…挿れるからな」

          「うん…大丈夫だよ

          痛いと思うのは何でも最初だけだって分ってる。

          俺は、痛みには強い方だと思うよ…」

           

          そう言って雪也は最後に俺の目を見詰めるとニコッと微笑んだ。

          笑った顔はやっぱり天使だと思う。

           

          そんな雪也の後孔から俺は指を引き抜くと、目にしたそこは僅かに口を開け、完全には閉じなくなっていた。

          だからといってぽっかりと口が閉じなくなっている訳ではない。

           

          指が三本入るようになったとはいえ、所詮は指だった。

          指でも拡げれば太さ的には俺のペニスと大差なかろうと、長さ的にははっきりと違いが分るだろう。

          いくら入口の襞や筋肉が多少最初よりは柔らかくなったとはいえ、指だけではそんな十分に奥の方まで解せた訳ではない。

          俺の熱く昂ったペニスを突き入れるには、まだそれは辛いだろうと思うのだった。

           

          だがここまで来たらさすがの俺も、昂り血管が浮き出す程に角度を持って勃ち上がった男の象徴を、今さら無かった事に鎮めるには、雪也を置き去りにトイレに駆け込み、そこで一人で抜いてこない事には、もう収まりがつかなくなっていた。

          俺はこの期に及んで一人エッチなどしたら、一生雪也に違った意味で顔向けできなくなりそうで、だったらここはもう良いか悪いかは別として、前に進むしかない。

           

          俺はとうとう意を決して雪のその後ろ蕾に向かって熱い昂りを宛がった。

          そしていっぱい解したはずのその入口となる襞を引き延ばしながらその丸みを帯びた尖端を押し込むように挿し入れる。

           

          「…うぅっ!」

           

          するとやっぱり雪也の口許からは一瞬悲痛な声が上ってしまった。

          堪えてはいても上がってしまう、雪也が必死に俺を迎え入れようとしてくれている痛みに耐える声だった。

           

          これを聞いて気持ち良いだろ?とは絶対言えないし、そんな事言う男は絶対にあり得ないと思った。

          気持ちいい声とそうでない声くらいは俺にだって区別はつく。

           

          だがここさえ乗り切ればと

          あえて腰を前に進めた。

          中に含ませた潤滑剤のお陰で、俺のカリの張り出した部分が雪也の締め付けてくる括約筋をなんとか潜り抜けて行く。

           

          …するともはや、雪の喘ぎを押し留めることは不可能だった。

          ゆっくりと腰を前に進ませるとグプッという感触と共にずぶずぶと竿の部分まで

          雪也のその狭い中を掻き分け奥へと進んで行く。

           

          その度にせり上がる雪也の唇からは嬌声があがるのだった。

           

          途中からはそれが苦痛からなのか?

          快感からなのか?…

          俺にも分からなくなっていた…。

           

          やがて全てが雪也の熱い肉襞の中に納まっていた。

           

          「…雪の中に、俺が居るのわかる?」

          「うん…わかるよ…純さんの温かい…」

          「俺も…雪の中、すっごく温かいよ…」

           

          俺にそう言われると雪也はハラハラと涙を流した。

           

          雪也が俺の全てを受け入れてくれた…。

          こんなにも嬉しい気持ちになったのは、人生初かも知れなかった。

           

          童貞を無くした時とは全く違う感慨深さがあった。

          涙に濡れる雪也の顔を両手で包み込むと、指で涙を拭ってやる。

           

          「愛してるよ…雪…

          絶対に帰って来るって信じてた。

          帰ってきてくれてありがとう。

          これから先はどんな事があっても、黙って消えることだけはしないでくれ」

          「ごめんなさい…もうあんな事しないよ…」

           

          あの日黙って消えていなくなった事は、

          俺だって後々冷静になってみれば雪也の気持ちも痛いほどわかって責めるのは出来ないとは思った。

          でも、もう二度とあんな気持ちになるのもこりごりだった。

           

          「…別れは辛いでしょ…だから…」

          「どんな結末だって俺は雪の事ならこれから先も、いくらだって

          受け止めてやる…

          俺は一生雪に関わっていたいんだよ。

          それくらい雪の事が好きなんだ」

          「純…さん…俺も…純さんが…この世で一番…大好きだよ…」

           

          その時、雪也のそこが気持ちに反応したのかギュッと締め付けて来て、

          中に含まれていた俺の楔も反応して雪也の中で一層体積を増していた。

           

          「ああ…ん…」

           

          その声はさっきのとは明らかに違っていた。

          苦痛から絞り出されたのではなく、それはようやく零れ出た…雪也の感じているからこそ、溢れ出てきた快感の声だった。

           

          その雪也の甘い声と共に細い指が俺の腕に食い込んできた。

           

          口ではあんなに強気に挑んで来ていた雪也だって、初めての感覚に戸惑い不安だらけなようだった。

          中で俺を感じてどんな風に思ったのかは後で聞いてみたい気もするが、今はもうお互いそれどころではなかった。

           

          必死に縋りついてくる雪也のその指を外して互いの指と指とを絡め合う。

           

          涙で潤んだ雪也の瞳をじっと見詰めると、もう迷わないでと言うように俺の目を見詰め返して来て、キラキラ光るその水滴が零れ落ちるのも構わずに幸せそうに微笑んでくれた。

          だから俺ももう迷わずに雪也の奥に向かって腰を進めていった。

           

           

          ***

           

           

          狭いキッチンに二人で立つと自然と身体が触れ合ってしまう。

          でもそれがなんか俺の中では自然な感じがした。

           

          さっきまで裸で抱き合っていたせいか、服を来て寄り添うと、もうなんと言うか…もどかしさもどっかに吹っ飛んでしまい、全然違和感も無く、互いの身体が密着するのも俺には普通の事のようにさえ思えてくるのだった。

           

          それでも雪也には刺激が強いのかさっきからずっと頬や耳を染めていた。

           

          風呂やベッドではあんなに大胆に俺を煽ってくれたくせに、いざ事が終ってしまい互いの昂った身体も落ち着いてしまえば急に冷静になり、自分の今までの行動を一人反芻しているのか、急におとなしくなってしまった。

           

          俺にはその大胆だった雪也も、今ここで恥じらいを見せている清廉な雪也も、そのどちらも可愛くてそして愛しくて、やっぱり手放せない大切な存在でしかなかった。

           

          ああ…もう福岡なんか行きたくない!

          ずっとこっちに残りたい!

          何でよりによってこんな時に転勤なんだ!!!

           

          俺はそう叫び出したい心境をグッと堪えてその分少しでも早く実績を作ってまたこっちに戻りたいと上司に嘆願しようと思っている。

          もしそれが叶わなかったら転職する!

           

          それくらい、雪也と肌と肌とを重ねてしまったら、もう二度と手放せない大切な存在だと再認識してしまった。

           

          「純さん…そんなに引っ付かれたら包丁が…純さんの指を切り落しちゃうかもしれないから、野菜に指を添えるのは俺だけでいいから…」

           

          俺は余りに大事過ぎて雪也の大根を切る指にさえ自分の指を重ねていた。

           

          雪也にたしなめられてハッとその指を放し、今度は雪也の腰にその腕を巻き付けると雪也がプッと吹き出した。

           

          「純さんがこんなにひっつき虫だったなんて知らなかった」

          「俺だって自分がこんなになるなんて思ってもみなかった…。

          正直、電車の中でベタベタしてるカップル見ると余所でやれってずっと思ってたけど…

          俺…今なら外でもこれやっちゃいそうだ…」

          「…でも、俺も…それはやっちゃいそうで怖いかも…」

           

          だよなって二人して笑い合う。

           

          正直こんなに穏やかで幸せな時間が戻って来るとは思いもしなかった。

           

          雪が薄く積もったバルコニーにポツンとつけられていた雪也の足跡が今でも忘れられなくて、俺の目の奥にずっと焼き付いている。

           

          あれからすぐに雪は解けてなくなり、雪也がこの部屋に居た事は俺とガリの記憶の中だけになってしまった。

          雪也には言っていないが、一度だけあの携帯番号に電話を掛けた事がある。

          それはある病院の名前が名乗られ、雪也がそこに居る事はなんとなく察しがつき、これも一度だけこっそりと尋ねた事があった。

          だが、俺は病気と闘っている雪也のその姿を垣間見てしまったら、自分で勝手に来てしまった事を後悔してしまった。

          そして雪也の兄だと名乗るその人に、もし雪也に何かある時は必ず呼んで欲しいとだけ告げて雪也には会わずに帰った。

          だからその知らせが来ないなら、雪也が生きている証拠だと、ずっと信じて待っていた。

           

          そしてこの時が来てくれたのだから、俺はこの二年の間、仕事一筋に待った甲斐があったというものだった。

           

          でもその仕事一筋に頑張った挙げ句が転勤だ…。

          今こそこの勤勉な日本人気質の自分を呪う…。

           

          そんな事を考えていると雪也の身体に密着していた腕にまたグッと力が籠ってしまい雪の背中にぴとっと顔を擦りつけてしまった。

          雪也がくすぐったいと笑う。

          だからつい面白くなってきて色々とグリグリ押し付けてみた。

           

          「やめて、ホントにいつになってもこれじゃ夜食が出来ないよ!」

          「すいません。でも嬉しくてつい…」

          「わかるけど、お腹空いたって言ったの純さんなんだからね」

           

          そうだった、再会してあまりに突然に初めてを致す事になってしまい、俺も雪も一回そこに納まってしまうと後先も考えず、あれから何回もお互いのものを求め合ってしまった。

          それくらい俺は良かったし…それは雪也も感じてくれたからこそ、昂りは治まらずに、治まっても、治まっても、またその昂りは繰り返したのだった。

           

          それで、もうグッタリとして寝落ちるかと思いきや、俺の腹がしょうこりも無くグゥ〜と鳴ってしまったのだった。

           

          引き継ぎもあって連日仕事が忙しく、夕飯を取るのも面倒でコンビニで買ったサンドイッチで済ませただけで、後は家に帰ってなんか飲みながらつまめばいいと思っていたから、運動すれば当然腹が減るもので、何度も全力疾走を極めた俺の身体は色気も無く腹がすいたと喚き出し、雪也にしっかりと笑われてしまい、現在に至るという訳だった。

           

          雪也が自分で作った野菜は有機農法で作ったものらしく、形はまちまちだったけど、どれも土の香りに入り混じり野菜本来の濃い青々とした匂いがしていた。

          それは田舎育ちの俺には懐かしい匂いでもあった。

           

          その野菜を使ってスープを作ってくれるそうだった。

          軽く塩コショウでベーコンを炒め、刻んだ野菜たちも軽くそれに馴染ませやり、後はコンソメスープの素を少しだけ刻んで入れて煮込むと即席だけどしっかりと味が染みた温かいスープが出来上がる。

           

          二人でこうして向かい合い食卓を囲むのは本当に久しぶりだった。

          今までの事が走馬灯のように思いおこされてきて、俺はまた柄にもなく泣きそうになっていたのだった。

           

          (つづく)

           

           

          前話 ⇔ 次話

           

          雪が降り出しそうな空の下 ← 最初から読む 

           

           

           

          たいした落ちがある訳じゃないのですが、長くなりすぎてしまい二話に区切らせていただきました。

          続きは明日の0時に更新させていただきます。

          長い間のお付き合い本当にありがとうございます。

          また次話にコメント書かせていただきます。

          今日はおりしもこの後、大雪予報が出ています(笑)

          ちらちらする雪ならいいけど、ま深いと通勤に困るな…(笑)

          正直お手柔らかに降ってくれ~!(汗)

          ではあと少しだけお付き合いください。

          今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

           

          Rink

           

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          エピローグ・雪が解けそうな屋根の下(5)★

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            JUGEMテーマ:JUNE/BL/ML

             

            ≪イラスト:希咲慧さま≫

             

            ■エピローグ・雪が解けそうな屋根の下(5)★Rあり

             

            互いの昂りに手を添えあって上下に扱き合う、ただそれだけなのにいつも以上に身も心も満ち足りて行く。

            雪也の手の上から俺も自分が気持ち良いように擦り上げる。

            だがこれは自己満足なんかじゃない。

            二人の手の中にあるものだからこそ俺が気持ち良ければ、雪也も気持ちいいはずだった。

            そんな雪也の頬もうなじもその小さな胸の尖った先も、俺の期待を裏切らない反応を示していた。

            二年前には決して見る事が出来なかった健康的な薄紅色にそのどれもが…輝いて見えるのだった。

             

            俺は目の前で人が逝きそうになっているのを見るのは堪らなくそそられるものだと気付かされた。

            同性だからこそ共感できる、精を吐き出したいという昂りが、今俺の掌の中で大きく脈付いていた。

            これが女の子だったら本当に感じてくれているのか眉唾ものだった。

            声に騙されて逝ってくれたのかと思いきや、意外に演技だったりするというのは良く聞く話だった。

            だが雪也と俺の昂りは演技でも振りでもなく、本当に感じているからこそ、その固さと熱が感じられるのだった。

             

            不安ばかりだった事が嘘のように俺はその行為に没頭していた。

            そして雪也も気持ちは俺と同じようだった。

            雪也の鼓動も俺の鼓動も互いに吐き出す息も熱く乱れていく。

             

            いつしか二人の吐き出す息は重なり合い、そしてその熱い吐息は二人の口腔をも共有していった。

            雪の身体が大きくしなると俺の手の中に熱い精が迸っていくのを感じた。

            そして俺も…その後を追うように一緒に射精することができたのだった。

             

            雪也は大きく肩で息をしてまだ喘いでいた。

            いくら健康になったとはいえ、こんな風に人前で裸身を晒し、自分のペースではなく、誰かに煽られ追い立てられるように逝くのは初めてだっただろう。

            その衝撃は身体的にも精神的にもかなりのものだったと想像はつく。

             

            俺が迷うと、迷わないでくれと自ら煽るような事を言ってきた雪也には正直驚かされたが、それは雪也の俺への気遣いだったのだという事が嫌というほど伝わって来る。

            雪也は一旦逝ってしまうと急に恥ずかしくなってしまったらしく、頬を染めたまま俺の首にしがみ付いて離れなかった。

            首にしがみ付いていられると、その息づかいは聞こえて来ても、顔を拝む事はできない。

            言い換えれば、逝った顔を見られたくないと言う事だった。

            でも、離れたくはないからそうして俺の首に引っ付いている。

            可愛い奴めと思うしかなかった。

             

            ついさっきまで俺を煽っていたのと同一人物とは思えないギャップにまた俺の心はときめかされた。

             

            雪也の『はぁはぁ』という荒い息づかいが俺の耳元に聞こえてくると、どれだけ無理して頑張ってくれたんだと愛しさがこみ上げて来て、また俺は雪也を甘やかしてやりたくなる感情を抑える事が出来なかった。

             

            「雪…本当に会いに来てくれてありがとうな。

            俺は雪にはかなわないっていつも思わされてた。

            今もだよ。

            雪ほどの頑張り屋は他に居ないと思う。

            でも俺の前ではあまり頑張り過ぎなくていい。

            俺は雪を甘やかしたいんだよ…」

            「…俺は、いつも末っ子で甘やかされてばっかで…

            だから、ここではいつも純さんは俺にやるべきことを与えてくれるから嬉しいんだ。

            だから、純さんは今まで通りでいて。

            頑張りたいんだ、、俺は俺が出来る事を…」

            「そうか…

            でも今までいつも俺は雪に甘えてばかりだよ。

            だからたまには俺にも甘えて欲しい、…っていうか甘やかさせてくれ…」

             

            逝ったばかりの雪也の激しく消耗している身体を優しく包み込むように抱き締めると、その隠れて見えなかった顔を覗き込むように互いの額と額とをくっつけ合う。

             

            もう逃げられないだろうと言うように、俺は雪也の目を見詰めると、雪也も観念して少し泣き笑いのような顔をしてそれからすっと目蓋を閉じた。

            俺は雪也のその突き出されたような甘くふっくらとした柔らかな唇を吸い上げる。

            すると雪也もまた、熱く熱を持つビロードのような愛らしい舌を絡みつけてきた。

             

            風呂場に互いの唇をくっつけては離す甘いというべき水音が響き渡る。

            それはドラマや映画で聞いた事があるまさにチュッチュッという甘い効果音でもあった。

             

            キスに酔いしれるとはこういうことだと思うような、身も心も蕩け、何度も角度を変え、くっつけては離し、離してはくっつけ、そして互いの歯列も口腔も嬲り尽くすし、頭の芯までクラクラしてくるような甘く長い口付けだった。

             

            え…クラクラする?

            いや…グラグラする???

            やばい…ここは風呂の中だった。

             

            俺は慌てて唇を離し雪也を確認すると、案の定、のぼせさせる一歩で前のようだった。

            雪也は顔と言わず腕も身体も全身茹でダコのようになっていた。

             

            「雪!大丈夫か?しっかりしろ!」

            「…純さん…」

            「雪…やっぱりベッド行こう。

            風呂じゃお互いのぼせて倒れそうだ…」

             

            本当に風呂でこのまま致していたら俺も雪也ものぼせて倒れるところだった。

             

            身体が気持ちいいのもあるが、お互いの熱が一回では納まりそうも無くて、ここは一旦仕切り直しだと思った。

            キスの余韻の残るまだ蕩けた瞳に見据えられ、俺は雪を風呂から抱き上げると濡れた身体をバスタオルに包んだ。

            お互いに確認し合うように裸身に目を這わせたが、一回抜き合ったくらいで萎えてはいないそこに目が行ってしまい苦笑する。

            そしてもう重いから無理しないでと言う雪也のその可愛らしい唇を塞ぎながら俺たちはベッドルームへと移動したのだった。

             

            雪也を一先ずベッドに降ろすと、何か潤滑剤になるようなものはないかと手当たり次第に自分の家の中を物色し始めた俺に、雪也はおずおずととても恥ずかしそうにしながら言ってきた。

             

            「純さん…俺の鞄の中に、それ用のローションがあるから…」

             

            最初からそれが目的みたいできっと自分から言い出しにくかっただろうに、余りに俺が焦っていたから雪也も自らそう言ってくれたようだった。

            雪はスレンダーな腰にバスタオルを巻いただけの姿で部屋を横切ると、がさごそと鞄の中からそれを取り出し俺に手渡した。

             

            「…はい」

             

            その手は小刻みに震えているようにも見えて雪がドキドキと緊張しているのが伝わってくる…。

            でもしょうがない、それは俺だって同じ心境だった。

             

            「俺もなんかいっぱい、いっばいなんだよ…

            しょうがないよな、お互いに初めてなんだから」

            「うん…

            でも、さっきやっぱり純さんは、俺と他の人とを比べてたよね?」

             

            雪はまたズバリと痛いところを突いてくる。

            やっぱり頭がいいと言うか、人の気持ちを察する勘がいいと言うか、とにかく俺の浅はかな思考はすべて雪には見破られてばかりだった。

             

            「心配するな。

            雪がどうやったら気持ちよく感じてくれるのか考えていただけだから。

            だってバージンを抱くんだぞ!

            それって一生に一回しかない大事な事なんだよ。

            たぶんこの先もずっと忘れない大切な思い出になる。

            そんな大切なものをもらうんだから大事に考えない訳がないじゃないか!

            でも、ちゃんと感じてくれてたんだろ?

            あれ、ひょっとして演技だったわけ?」

             

            そう言われるとさすがの雪も怒った顔になる。

            演技じゃない事くらい同じ男同士だから言われなくたって身体の反応で分ってはいる。

            だがきちんと言葉でも雪にそう言って欲しかった。

             

            「演技なわけない…」

            「そうだと嬉しいよ」

            「だから、そうだって!」

             

            俺はむきになる雪が可愛くてまたその唇を塞ぐと、そっと雪の股間のものに手を絡ませる。

            途端にビクリと身体がしなり、直ぐにまたそこが熱く昂ってくる。

            やはり若いし、健康なんだなと思ったら嬉しくなってきて、少しだけ涙が込み上げてきた。

             

            「純さん…大好きだよ」

            「俺もだよ雪…」

             

            雪の身体をベッドに横たえると、腰に巻いていたバスタオルをその腰の下にそのまま敷き込み、雪のすらりとした脚を持ち上げると、両膝を立たせてそこを大きく開かせた。

            俺の目の前には雪也の慎ましやかなペニスも、その下にある同じく慎ましやかな袋も、もう少し下にあるヒクヒクと収縮と弛緩を繰り返す小さな後ろの孔も、余すところも無く晒されていた。

             

            さっきまで風呂ではお互いにものを扱き合ったとはいえ、ここからは挿れる者と受け入れる者と立場が分れる。

             

            俺は掌に雪也が用意してきてくれたローションをたっぷりと取ると、それを指に絡めとり、ゆっくりと雪也の秘所に埋め込むように、塗り込んでいったのだった。

            再び雪也の唇からは抑えきれない喘ぎ声が漏れ始める。

            自分でも声が出てしまう事に気付いたらしく、そんな自分の唇に指を噛ませて自らに蓋をしていた。

            本当に雪也のする事は、どこで仕入れてきた仕草だという事ばかりで、それが可愛いと言うのか、雪がすると何でも健気に映る。

            その仕草はどこの本で読んできたら身に付く仕草だ!と言わんばかりで、つい顔が緩んでしまった。

             

            「な…何か変?」

            「変じゃないよ…

            雪のお勉強の成果が伺えておじさんは嬉しいんだよ…」

            「やだ!純さんはおじさんなんかじゃないよ。まだ全然若いじゃない」

            「なんか雪を見てると、自分が段々おっさんに思えてくるんだよ。

            こんな無垢で健気な生き物をこんな三十過ぎのおっさんが汚してしまっていいものかって、本当に考えちゃうんだよ」

            「いいんだよ!

            俺の身体は全部純さんのものにして!」

            「そんなこと言ったら後で後悔するかもよ…」

            「後悔は後からするからいいんだよ。

            俺はしない後悔より、してから後悔する方がいい!

            そう決めたんだ!」

             

            雪の必死な顔が可愛かった。

            生きている奇跡を本人は毎日噛み締めているんだろう。

            確かに雪の言う通りだと思った。

            しない後悔より、して後悔した方がいい。

             

            俺はそんな雪の言葉通り、しない後悔よりしてから後悔したほうがいいと言わんばかりに、雪の蕾を抉じ開けるようにローションをいっぱいに含ませ、そこがスムーズに俺のペニスを迎え入れられるようにと潤して行ったのだった。

             

             

            (つづく)

             

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            今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

            このお話のエピローグも次回最終回です。

            切なくも笑えるお話を作ることが私の生き甲斐なので

            よかったら今後ともお付き合いいただけますと嬉しく思います!

            Rink

             

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